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2023.03.02
親知らずの抜歯を終えて数日間は痛みに悩まされる方も多いはず、、、
中には1週間以上も痛みが続く方もおられます。
こんな時痛みの対処法を知らないと、とても困りますよね。
抜歯をした箇所に痛みが強く出るのは麻酔が切れたタイミング。
こんな時はどうしたらいい?
今回はそんな抜歯後の『痛み』に関して、対処法や歯医者へ行くべきかどうかの判断方法をお伝えします。
親知らずの抜歯後の痛みは、生え方や生えている位置で個人差はあるものの、
通常抜歯後3、4日から1週間ほどで引いていきます。
親知らずの抜歯は横向きに生えていたり深い所に生えていたりするため、
歯肉を切開したり、歯を分割したりしながら抜歯を行っていくことが多いです。
これは出血を伴う外科処置であるため、
痛みが出るというのは正常な反応であると言えます。
上記の通り通常は3、4日から1週間ほどで引いていくため
基本的に抜歯後に処方された痛み止めによって十分対処可能です。
また親知らず抜歯後には痛み止め以外にも抗生剤が処方されるので歯科医師の指示に従って服用しましょう。
しかし、痛み止めを使用してもなかなか痛みが引かない場合や1週間以上も痛みが続く場合は、
次のような原因が考えられます。
もし痛みが1週間以上続いたり、明らかに痛みが強い時は下記のような原因があるかもしれません。
親知らず抜歯後には傷口を糸で縫うことがあります。
この糸は通常1週間程度で取り除き、
その時に傷口の確認、洗浄を行っていくのですが、
歯を抜いた部分というのはどうしても穴が一時的に残ってしまい、
そこに汚れが溜まることによって細菌が繁殖し、炎症を起こし、痛みが出ることがあります。
そのため、親知らず抜歯後にはしっかりとしたクリーニングが必要になります。
抜歯部分のクリーニングだけではなく、
全体的にクリーニングをすることでお口の中の細菌の総数を減らすことも重要です。
また、必要に応じては抗生剤や痛み止めの追加処方も行っていきます。
あまり聞き馴染みのない言葉かもしれません。
ドライソケットとは親知らずなどを抜歯した後の穴が塞がらず、
骨が露出してしまう状態のことをいいます。
通常、抜歯後には血餅(けっぺい)と呼ばれる血のかたまりが穴を覆い、
その上を伸びてきた皮膚が覆うことで穴は塞がっていきます。
しかし、何らかの原因で穴が塞がらずに、
その穴に食べ物のカスなど汚れなどが入り込むことで骨に当たり、痛みを引き起こします。
ドライソケットの発現率は3%と言われ、
横向きに生えた親知らず抜歯によって起こることが多いと言われています。
ドライソケットの予防法としては、
○抜歯した傷口を必要以上に触らない
●抜歯当日の飲酒
○激しい運動
●長時間の入浴を避ける
○強いうがいを頻繁にしない
●喫煙を避ける
などに気をつけて安静を心がけましょう。
また、強い痛みがあったりドライソケットが疑われる場合は、
早めに抜歯をした歯科医院に連絡しましょう。
抜歯部分の消毒や軟膏の塗布、痛み止めの追加処方等により経過を見ていくことになります。
歯科医院に行くまでに自宅で出来る対処法としましては
痛み止めを飲んで安静にすることです。
特にドライソケットになった場合の痛みはかなり強いので、
無理せず痛み止めに頼ることをお勧めします。
初めての抜歯には不安がつきものですが、
抜歯後の『痛み』についての知識があればすぐに対処することができます。
その他の親知らずや抜歯に関するご相談も承っていますので、
お気軽に当院までどうぞご連絡ください。
またもっと詳しく知りたい方は、下記URLから親知らず抜歯特設サイトをチェックしてみてください🔽
https://oyasirazu-tomimori.com
記事作成者:歯科医師 院長 餅原芳文
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