NEWS & TOPICS
2023.01.31
歯科恐怖症
「歯医者に行くことが異常に怖い」
「歯医者へ行く予定の前に動悸がする」
「治療が嫌でたまらない、痛いのは嫌だ」
「歯医者に行くだけで泣いてしまう」
こういった症状に当てはまる方は歯科恐怖症かもしれません。
【歯科恐怖症】という名前の病気があるわけではなく、臨床的な実態は明らかでないですが、
その患者数は全国に500万人いるとも言われています。割合で言うと20人に1人くらいです。
今回は歯科恐怖症について徹底解説していき、その原因や対策についても触れていきましょう。
あなたが歯医者が嫌な理由は何でしょうか。
思い当たる理由がある方もいれば、実は、なぜ歯医者が怖いのか、また歯科治療が嫌でたまらないのか、
患者様ご本人でさえ理由がわかっていない場合も多くあります。
子供の時から何となく怖くて行けないという方もいることでしょう。
そして原因としてよくあるのが、過去に受けた歯科治療があまりにも痛かったり、
怖い思いをしたなど“歯医者さんでのトラウマ”によるものです。
歯医者さんが怖い人の中で、
○「痛かったら手をあげて」と事前に言われたので、治療中に手をあげたにも関わらず、
「もう少し我慢して」と歯科医師に言われて、そのまま治療を続けられた
● 子供の頃に診療台に無理やり押さえつけられて治療を受けて怖い思い出がある
○ 麻酔の効きが悪く、痛みを言い出せず激しい痛みを我慢しながら治療した
●治療前の麻酔の注射が痛かった
などといった経験はありませんか?
このような過去の歯医者での怖い、不快な経験が、いわゆるトラウマになってしまい、
歯の治療はもちろんのこと歯科医院そのものに対して、体と心が過剰に拒否反応を示すようにさせてしまいます。
当然こういった治療や対応を受けた患者様に否はないでしょう。
歯科医師に叱られたり、歯科医師や歯科衛生士に嫌な顔をされたりと
歯科医院側の対応に原因があることも少なくありません。
しかし、このような気持ちを抱えたまま「せっかく頑張って来たのだから」と
痛みや苦痛なことを我慢する患者様の中には、
緊張や恐怖心で震えが止まらなくなったり、動悸が激しくなり
呼吸困難を起こしたりする場合もあります。
そしてこのようなことを何度か繰り返している患者様は少なくありません。
また、一度でも歯科恐怖症になってしまうと、痛みに配慮した歯科治療だけでは解決できないことも多く、
特別な配慮や治療で対応することが必要となります。
安全に歯科治療を行うためにも「歯科恐怖症」の克服は重要であると考えています。
歯科治療を行うにあたって、患者様の精神的な不安や緊張を取り除き、
安心に快適に治療を受けていただくことが理想です。
また治療の前にはカウンセリングをしっかり行い、痛みや恐怖への配慮をするのはもちろん、
少しでも不安や恐怖を軽減させるために、当院では静脈内鎮静法を治療に取り入れています。
麻酔に関しても近年では表面麻酔(痛みのない塗るタイプの麻酔)をしてから注射麻酔を行う医院も多く、
当院でもこういった、できるだけ痛みに配慮した治療を行っておりますので、
不安な方はご相談ください。
☆静脈内鎮静法では、半分眠ったような状態で、
歯科治療を最小限のストレスで受けていただくことができます。
診療台に座っただけでも恐怖心が強まってしまう方も、まずは診療室の雰囲気に慣れることから始めませんか?
そして最後には歯科治療恐怖症から脱出していただくことを目指しましょう!
もっと詳しく静脈内鎮静法について知りたい方は下記URLから特設サイトをチェックしてみてください!
記事作成者:歯科麻酔科医 向井千加子
〒536-0025
大阪市城東区森之宮1丁目6番111号NLCビル1階(エニタイム森之宮店横)
大阪メトロ長堀鶴見緑地線・中央線 / JR大阪環状線 森ノ宮駅 徒歩3分
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
午 前 |
9:30~13:30 | ● | 休 診 |
● | ● | |||
11:00〜15:00 | ● | ● | ● | |||||
午 後 |
14:30〜18:30 | ● | ▲ | 午後 休診 |
||||
16:00〜20:00 | ● | ● | ● |
※▲…日曜日のみ9:30〜13:30まで。
※休診日は火曜、祝日です。
※保険診療もクレジット対応できます。