口内炎の原因と治し方 -何科に受診?- | 森ノ宮キャンパス歯科・口腔外科|大阪府大阪市城東区の歯科医院

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2023.05.12

口内炎の原因と治し方 -何科に受診?-

なかなか治らない口内炎。

治らない原因は何?できるだけ早く治したい!

そんな方へ今回は【口内炎の原因と治し方】について解説していきましょう。

口内炎は何科に行けばいいの?

口内炎

口内炎は、一般的に口腔内の粘膜が傷ついたり感染したりすることによって発生します。

痛みや不快感を引き起こし、食事や会話に影響を与えることもあります。

口内炎に悩まされている場合は、どのような状況でもまずは医療機関を受診しましょう。

しかし、口内炎は特定の科に限定される病気ではなく、様々な原因があります。

どこを受診しても塗り薬や飲み薬での治療になることがほとんどですが、

歯科もしくは口腔外科ではその口内炎が悪性のものでないかを診てもらえるので、

口内炎の状況を確認して不安な点があれば受診ください。

また、どこに受診をするべきか分からない場合や、

虫歯や入れ歯、歯の詰め物が原因かもしれない心当たりがあれば歯科を受診ください。

では、ここから口内炎の原因や種類、

そして口内炎に対する治療方法について解説します。

口内炎の原因と種類

口内炎は、口腔内の粘膜の傷や感染、アレルギー反応、ストレスなど、

多くの原因によって引き起こされます。

特に口腔内の傷によって引き起こされる口内炎は、誰にでも発生する可能性があります。

一方、口内炎の種類は、その形状や発生場所によって異なります。

1.単純性口内炎

単純性口内炎

単純性口内炎は、口腔内の粘膜に発生する一般的なタイプの口内炎で、

赤くて腫れた痛みを伴う小さな傷が発生します。

このタイプの口内炎は、一般的にストレス口腔内の傷つきによって引き起こされます。

2.再発性口内炎

再発性口内炎は、繰り返し発生する口内炎で、単純性口内炎よりも大きく、より深い傷が発生します。

3.ヘルペス性口内炎

ヘルペス性口内炎は、口腔内に水疱ができるウイルス感染症で、

一般的に単純ヘルペスウイルスによって引き起こされます。

口内炎は、水疱が破れた後に発生し、痛みや不快感を引き起こすことがあります。

ヘルペス性口内炎は、免疫力が低下した場合に発生しやすくなります。

4.アフタ性口内炎

アフタ性口内炎は、口腔内の粘膜に発生する白い小さな潰瘍で、周囲が赤くなっていることがあります。

このタイプの口内炎は、

過敏反応アレルギー反応細菌感染ウイルス感染などによって引き起こされます。

また、栄養不足、ストレス、睡眠不足、口腔内の傷、口腔内の異物によっても

引き起こされることがあります。

5.   カタル性口内炎

粘膜が赤く炎症を起こす・ザラザラになる、白くなるといった症状が見られるのが、カタル性口内炎です。

アフタ性口内炎は潰瘍と周囲の粘膜の境界がはっきりしているのに対し、

カタル性口内炎の炎症の境界ははっきりしません。

カタル性口内炎ができると、口臭が強くなるのに加え、

口の中が焼けるように感じたり、飲食物がしみて痛みを感じたりします。

カタル性口内炎のおもな原因には、入れ歯や矯正器具による刺激、噛み傷などの外傷、飲食物によるやけど、

口腔内の不衛生が挙げられます。

また、ビタミン不足薬の服用タバコの吸いすぎも要因の一つです。

6.   ウイルス性口内炎

ウイルス性口内炎

ウイルス性口内炎は、ウイルスの種類によって、

「ヘルペス性口内炎・ヘルパンギーナ・手足口病」に分けられます。

いずれの口内炎も、免疫力が弱い子どもに多く見られるのが特徴で、

激しい痛みや発熱、倦怠感をともなうことがあります。

症状がひどい場合は、食事や水分を摂れずに脱水を起こす可能性があるため、注意が必要です。

7.   カビによる口内炎

カビ

口内炎には、「カンジダ」というカビ(真菌)の一種が増殖して起こるものがあります。

カビによる口内炎は、頬の内側や唇の裏側などに白い薄皮ができるのが特徴です。

薄皮は簡単に剥がれ、剥がれた部分は赤みを帯びています。

周囲の粘膜も赤く腫れているでしょう。

免疫力の低下薬の服用などで常在菌のバランスが崩れることが、カビによる口内炎の原因と考えられます。

8.   その他の口内炎

その他、食べ物・薬物・金属が刺激となり、アレルギー反応が起きることで生じる口内炎があります。

なかでもよく知られているのが、「扁平苔癬(へんぺいたいせん)」です。

扁平苔癬では、白い粘膜疹がレース状に見られ、接触痛があったり、飲食物がしみたりします。

口内炎の治療方法

口内炎の治療方法は、原因や種類によって異なります。

まずは、医療機関で口内炎の診断を受けることが重要です。

1.痛みを緩和する薬の使用

軟膏

口内炎による痛みを緩和するために、口内炎用の軟膏スプレー、または痛み止めの薬を処方されることがあります。

2.消毒

口内炎が細菌感染によって引き起こされた場合、消毒が必要です。

3.ステロイド

ステロイドは、口内炎の治療に使用されることがあります。

口内炎は免疫力が低下した場合に発生しやすく、ステロイドを使用することで炎症を抑えることができます。

4.栄養補助食品

栄養不足が口内炎の原因となる場合、栄養補助食品で不足栄養素を補います。

口内炎を予防する方法

口内炎を予防する方法としては、以下のようなことが挙げられます。

○口腔衛生をしっかりと行う

歯磨きうがいをきちんと行い、口腔内を清潔に保ち、口内環境を整えます。

●栄養バランスの良い食事を摂る

ビタミンミネラルをバランスよく摂取し、免疫力を高めます。

○ストレスを減らす

ストレスが口内炎の原因になることがあるため、ストレスを減らすことが大切です。

適度な運動やリラックスする時間を作ることが良いでしょう。

●口内炎の原因となる食品を避ける

辛い・酸っぱい・塩辛いなどの刺激の強い食品は口内炎を引き起こす可能性があります。

まとめ

口内炎は、口腔内の粘膜に潰瘍ができる症状で、原因や種類によって症状や治療方法が異なります。

原因や種類を正しく診断し、適切な治療を行うことが大切です。

また、予防法として、口腔衛生の徹底栄養バランスの良い食生活ストレスの軽減などが挙げられます。

口内炎に悩まされている場合は、医療機関に相談しましょう。

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